中国山地で稲の二期作 トップページに戻る
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 今年の稲作は全体では豊作ですが、各地に水不足で被害がでました。中には
枯渇で秋の取り入れを待たずに青刈して、全く無収穫の所もありました。わが
家の水田は旭川からのポンプアップで何とか持ちこたえ、連日の日照りでも順
調に成育し、近年にない豊作となりました。
 わが家の田圃は、いま稲穂の実りの秋?です。例年、稲刈り後の株から芽が
出ますが、晩秋になり気温が下がると成育は止まります。
 ところがこの秋は温かい日和が続いてどんどんと成長を続け、草丈が30〜
40cm位にのびました。そして田圃一面に小型の可愛い稲穂がつきました。
中国山地では珍しい出来事です。(でも、籾は中身のないシイラです。)
 ずっと早く稲刈りを済ませていた町内のMさん宅では、結実して小型ながら
立派な籾がつきました。先日可愛い稲刈りがありました。
「こんなことは滅多にないこと。なんとか米にして味わいたい。」
「そこそこの収穫が有りそうです。」とMさんの話。
 温かい晩秋の異変で、ここが高知県?落合町になりました。

                              (94/12/07)