パソコン通信の効用 トップページに戻る
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 私は「書くことと話すことは大の苦手」です。これは子供の時からの劣等意
識で、いまだに住み着いているんです。苦手だから避けて避けてこの歳まで。
避けてきたために語彙、表現力が乏しく「書けない」から嫌いです。
 「書く」ことも「心」と「技」が要るのだろうと思います。私の場合は体験
が乏しくて感性や語彙が豊かにならず、体験が乏しく書くことがなくて嫌いに
なっているようです。豊かな体験で「心」を養う事がまず先決だと思います。
(余談:体験の豊かな子供を「ガキ」と呼ぶのでしょう。)
 ところが豊かな体験を積む事は急にはできません。ましてこの歳では無理で
す。そこでしかたなく「慣れ」と「推敲」で急場を凌いでいます。それにはパ
ソコン通信が重宝です。通信に追われて、しかたなく書き、追いつめられて書
きます。また、文の切り張りが簡単に出来るパソコンの良さを生かして何回も
直します。それも時間を置いて。今日の原稿を翌日推敲し、さらにもう1日置
いて見直して・・・これが付焼刃の「技」かな?
 本当は豊かな体験で「心」を養い、それに磨いた「技」をのせて・・

                              (94/11/19)