1996.10.26(土)
三平山の展望 あいにく
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三平山 ミヒラヤマ 1010m 岡山県川上村・鳥取県江府町の県境

 (第3回 家族ふれあい山歩会) 10月26日(土) 三平山に登りまし
た。この山の下を米子自動車道のトンネルが抜けています。山の三方に、よね
ざわびら・俣野びら・作州びらと3つの平があることから三平山とよばれるそ
うです。コザサとカヤが全山をおおい展望の素晴らしい山です。

 (集合 9:00) 蒜山IC入り口の風の家に9時集合。あいにく小雨が降ってお
り、天気予報も芳しくありません。中止にするかと相談しましたが、せっかく
だからと登ることに決定。4才児から爺までの8家族22人が集まりました。
1年ぶりの出合いもあって、さっそく賑やかな話が始まります。

 (登山口 9:30 700m) 内海峠から南に折れ、また左折し、砂利道を進んで
登山口近くに駐車。山頂まで1本道で迷う心配がなく、子どもたちは野放しで
瞬く間に姿を消す元気者もおり、自然と年令順のように登っていきます。しば
らくは松林の中に遊歩道がジグザグに続き、中腹からは一面の熊笹と茅の草原
となり、道辺の萩などと共に秋色を深めています。

 (尾根道に出る 10:20 850m) ジグザグに整備された道から、県境の尾根道
に出ます。明治時代に軍馬の飼育放牧場がつくられ、県境には盛り土の囲いが
続いています。その盛り土の上が登山道になり、道の両側は窪みになっていま
す。傾斜は緩く視界を遮る樹木も殆どなくて、きょろきょろと右左や後を振り
返ったりしながら登りました。

 (山頂 10:40 1010m) 山頂は広々した草原で360度の展望が楽しめる山
なんですが、今日はさっぱり。ガスの中に眺めを想います。北に大山・烏ヶ山、
東に回って蒜山3座と蒜山原、南に朝鍋や毛無山、西に山陰海岸と日本海。
 山頂には豊歳様(トヨトシサマ)が鎮座。祠の向いている方角が豊作との謂れ。今は
西の米子方面に向いていました。向きはよく変わっているようです。
 少し早い昼飯にして下山しました。

 (紅葉) 今が最中のようです。中でも松の幹を這い上っているツタウルシ
の鮮やかな赤が地味な松に対比して輝いていました。
 来秋の叉の出合いを楽しみにして、登山口駐車場で11時半に解散。

please mail to akiyuki@soon.com(メール代理受:黒江彰之)