1996.06.05(水)
久々の展望・星山
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 6月5日(水) 朝からコタツのいるような寒さです。野良着で外に出たも
のの、どうも落ち着かないんです。この頃ずっと蒸し暑い日が続いていただけ
に、スカッとした天気に気分が高ぶったようです。よっしゃ、ちょっと山にご
挨拶して来るか、とニコン8*30(双眼鏡)さげて出かけました。

 (クマ笹) 葉が枯れたように縁を白くクマどったクマ笹。そのタケノコの
クマ笹1年生が、親の背丈をはや追い越して、笹原からまだ開いていない針葉
を突き上げています。親のクマ笹は子供を産みだし育てるのに懸命の力をつか
い、わが身の葉のフチは精気なく白く枯れています。子が親の膝をかじって、
親の膝が弱ってしまう人とおんなじですな。でも、順送りですよ。

 (フタリシズカ) クマ笹の道にフタリシズカが白く静かに花を開いていま
す。静に咲いていても2人は落ち着きますね。一人静かに登っている爺にはう
らやましいですよ。稀に3本、5本ついたサンニンシズカ、ゴニンシズカはシ
ズカなんかな? サンニンカシマシなどと改名したほうがよいのでは?

 (託卵) ウグイスとホトトギスがやかましいほど鳴いています。関係無く
鳴いているようですが、どうなんでしょう? ウグイスの巣にホトトギスがよ
く似た卵を産み込む。早く孵化したホトトギスの雛はまだ孵化していないウグ
イスの卵を巣から外に押し出す。親ウグイスはせっせと餌を運んで育てる。科
学が進歩して人間もやっと小鳥に近づいたんですねぇ。

 (展望) やっぱり遠くまで見えるのは最高ですなぁ。今年一番の眺めでし
た。北には崩壊の肌をさらけ出す大山(ダイセン)、続いて烏ヶ山(カラスガセン)・
蒜山(ヒルゼン)の3座・・・西には釣鐘型の荒戸山(アラトヤマ)などなどと360
度の見晴らしです。母校の小学校も微かに見えて・・・

 (展望が気持ちいいのは?) 展望などには関わらず山は歩くだけで気持ち
良いとは言いながら、見晴らしがきくのはいいですねぇ。みなさんもそうでし
ょうなぁ? 何ででしょう? ・・・そんな事は抜きに、いい気分です。

 (星山 ホシヤマ 1030m) 「ホシガセン」などと言う人が増えましたが、地元
の感情では「ホシヤマ」と呼んでほしいですよ。岡山県北部・勝山町の山で昔
は山焼きしていて、中腹からは上は樹林の無い展望のよい山です。星が良く見
える山? 星に近い山? 尾根続きの子分が櫃ケ山です。

 (データ) 1996.6.5(水) 晴 空気澄む涼風 単独
林道駐車 8:20 670m  5合目 8:45 815m  コル 8:45   8合目 9:05 985m 
山頂 9:15〜9:50 展望 1030m   下山 10:20    帰宅 11:00


please mail to akiyuki@soon.com(メール代理受:黒江彰之)