1996.03.04(火)
麓は早春・櫃ケ山
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 (櫃ケ山 954m ヒツガセン 岡山県湯原町)
前回は1月27日で、本年2回目の櫃ケ山。まずまずの好天。

 (麓は早春) 登山口のあたりにはミツマタがつぼみを膨らませ、遠目には
満開のようです。すぐの谷間に入ると20cmばかりの積雪です。雪の解けた
道端には瑠璃草(オオイヌノフグリ) が小さな花を咲かせています。枯れ芝の中から
火のように燃えるシンザイ(スイバ)の葉が萌え出ています。近くでウグイスが
ホーケケケケキョと歌い、麓は早春を迎えています。

 (なだれ) 日向の登山道は黒土がのぞいていましたが、4合目辺りからは
全面の根雪です。昨日は日曜日。大勢の人が登ったのでしょう。下向きの下山
足跡が凍りバリバリと音を立てます。登山路の南側の谷筋には300m程の雪
崩が茶黒の土肌をさらけています。あれにやられたら終わりだなぁと恐れなが
らも、ここは尾根道でまずは安心。

 (アワヤ 北海道トンネル事故) 5合目からは北が望まれます。遠くに真っ白
の蒜山3座。そこから目を手前下に引くと湯原ダムの第2堰堤が湖を造ってい
ます。その湖岸を国道313が走っていますが、数日前に崖が崩れ落石が道を
塞ぎ、開通には1週間以上かかるそうです。気付いた運転手が急ブレーキ。3
0m手前でバスが止まり、なんとか難を逃れたようです。怖い怖い。現場は山
かげでここからは見えません。

 (スキー場) ゴム長に軽アイゼンの2本ストック。喘ぎ喘ぎの登りです。
今日は気分はいいのに調子が出なくて、天狗の森にも寄らずに、やっと山頂。
450円の空揚げ弁当を食べながら360度の展望。上蒜山の麓のスキー場を
双眼鏡で望むとリフトは判りますが、スキーヤーは居ないようです。人気の悪
いスキー場、それに3月、そして平日ときては客もいないのでしょう。
 もう、これからは雪質のよい日は望めそうにありません。とうとう今年はス
キーをせずに終わるんかなぁ。あー 残念 む 無念 !

 (データ)H8.3.4(火) (本年2回目)晴 積雪 20cm〜70cm  単独
家発 9:30           登山口 10:10 270m     水場   11:00 490m
5合目 11:15 600m   森分岐 12:00 770m      9合目 12:20 900m
山頂 12:30-13:00 954m (天狗の森 寄らず)   森分岐 13:15
水場 13:45           下山  14:10           足温泉 14:15-14:45

please mail to akiyuki@soon.com(メール代理受:黒江彰之)