高ノ峰(コウノミネ 517m) 悪天候やら何やらで
: 月例登山が延びていま
: した。ベタ雪の後だっ
ホンザンジ : チアライ たので近周りの低山を
==本山寺=====峠=====血洗の滝== 散策しました。
(中国自然歩道) : 岡山県の中央やや東
: にある柵原町の南西端
: 部です。国道53を下り
金刀比羅山(コトヒラヤマ 480m) 久米南町から入ります。
(峠)今日はこの峠をベースキャンプにして、東西南北の4方向に歩きまし
た。峠のあたりにはベト雪が10cm少々積もっています。ここは舗装された
中国自然歩道が東西にはしり、車が1台だけ通った跡がついていました。
(高の峰)峠から北に登って行きます。山頂に第2電電のリレーステーショ
ンがあり道は舗装されています。電波塔の手前で右手の小道に入り、樹林の山
道になります。塔の横を通り過ぎてしばらく行くと、左手に赤鳥居とホコラが
現れ、なおも進むとまた同じような赤鳥居にホコラが近づいて来ます。そこが
山頂で、ホコラは命ごいの神だそうです。三角点の側の新しい立札に「三角点
を大切にしませう」とあります。未だに「せう」の人がいるのかなぁ?
(金刀比羅山)峠に引き返し、今度は南の山に登ります。こちらは最近新し
く造られたジグザクの小径です。頂上近くの鬱蒼とした照葉樹林の中に金毘羅
権現を祀る金光殿、蔵王権現を祀る蔵王堂と休憩舎があります。夏はひんやり
気持ちよさそうです。ここは本山寺の奥の院だそうです。町指定の小さな石塔
も見られ、雪の林内を散策し峠に引き返します。
(血洗の滝)荒れ果てた水田の並ぶ谷をキョロキョロしながら峠を東に下り
ます。水かさが次第に増えて来る頃、谷は狭まり岩の間をくぐり滝となって落
下します。下から見上げると岩穴から水が流れ出ているように見えます。スサ
ノウノミコトが出雲でヤマタノオロチを退治し、この滝で剣を洗ったそうです。
今、自動車でも半日くらいかかる道のりを血のついたままでここまで来たとは、
夢のある話ですなぁ。
(本山寺)峠で昼飯を食べ、またまた峠から下って本山寺です。710年に
開かれた美作で一番古い寺と案内板にあります。たくさんの建物の中に国指定
3つが古めかしく建っています。この社寺林は岡山県一の照葉樹林と言う事で、
のんびり散策する予定でしたがニワカ雪がひどくなり残念ながら取り止め。帰
っていると良く晴れて来て、皮肉なことです。
(データ)1996.2.27(火) 晴 のち くもり 一時 雪
自宅発 7:40 中央町パチンコ待合せ 8:20
峠 8:45 高ノ峰 9:30 峠 10:25 金刀比羅山 10:40
峠 11:00 血洗の滝 11:40 峠(昼食)12:30 本山寺 13:30〜14:00
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