ウカン カヨウ
(大平山 オオヒラヤマ 687m) 落合の南南西 約20kmばかりの有漢町と賀陽
町の境界。岡山県中部に起伏する吉備高原の中に、ひときわ高く盛り上がった
台形のどっしりした山で「大平」の名が似合う山です。山頂には無線中継塔が
あり、東西に道路が通じ車で山頂まで登れます。山頂付近は桜の名所として開
発中で、パラグライダーの基地もあります。
(行き先変更)朝、また新雪10cm。この冬はほんとによく降ります。
天気予報は「寒さもゆるみ、穏やかな日で、午後は温かくなるでしょう。」
朝は予報通り風のない快晴で、もう道路の雪は解けています。先日の雪山が気
持ち良かったので、もう一度いい気分を味わおうと北の櫃ケ山に出かけました。
途中で吹雪になり、道路の雪も増えたので引き返して南の大平山へ。
(中国横断道)開通している米子・落合間に続いて、落合・岡山間が平成8
年度中に開通して、山陰と山陽を結ぶ横断道が完成します。大平山の登山口あ
たりにICが出来ます。開通すれば10分ばかりです。
(雪の林道)山頂まで続いている林道は10〜20cmの積雪です。車の跡
も雪で消え、所々に犬や獣の足跡が見えるだけの真新しい雪道です。雪を踏み
込むゴム長靴がクククッと鳴ります。枝の雪が風にあおられ、もうもうと雪煙
を立てます。首筋に冷たく雪がかかります。2本ストックをつきながら1時間
余で登り、35分で駆け下りました。林道には私一人の往復足跡だけです。
(ツエルト)山頂の展望所でしばし展望。雪間に麓の集落や工事中の自動車
道などを見おろし遠くは見えません。弁当を広げましたが、北西の冷たい風が
もろに当たります。気温は0度。耐えかねてツエルトを被りました。風にハタ
メキながらも、中は温かな感じです。初めて使いましたが、これでも一時は凌
げますな。なんとか飯を食べました。
(データ)1996.2.10(土) 吹雪 積雪 10-20cm 単独
登山口 12:10 390m 山頂 13:15-13:50 697m(昼食) 下山 14:25
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