(急に思いついて) 夜半からの雨が朝から雪に変わりました。水ぼったいボ
タン雪です。この冬2回目の雪ですが、地面に落ちるとすぐ溶けてしまいます。
しばらくすると雨になり、昼前に止みました。午後14時、急に思いつき軽ト
ラックで妙見様のお参りに出かけました。
(妙見山 ミョウケンザン 610m) 中国道の院庄icから北西に10kmばかりの、
岡山県北部の鏡野町と久米町の境界に妙見山があります。山頂には妙見菩薩が
お祀りされていて、かなりの方がお詣りされます。私は今年の初めに続いて2
回目の参拝です。
(ゴム長靴) 先日、登山仲間から「冬の低山はゴム長靴が便利ですよ。杖は
2本がバランスが良くて、山登りにもええで。」と教えられました。そういえ
ば時々ゴム長の人に出合っていましたが、歩き難いだろうと履く気分にもなら
ずにいました。でも靴店を物色して登山向きのゴム長靴を買いました。
今回がゴム長登山のお初です。足の甲の辺りが柔らかくて何となく頼りない
感じですが、心配したほどの不便もなく登り降り出来ました。泥道も遠慮なく
歩け、濡れる心配もなく、ジャブジャブ水に入ればすぐきれいになります。下
りでは靴の中で足が遊んだので靴下を2枚重ねにしました。
(2本杖) 最近は貸しスキーばかり使うので、もう十数年も使っていない自
分のストックを探し出しました。両手に持つと確かに安定した感じです。2本
杖でハリキリ何となく早足になります。足と手の振りがチグハグになりますが、
慣れたら調子良くなるのでしょう。
平坦な下り道はノルディックよろしく、足と手を同調させ大きく振りながら
下ると歩幅も広くなり、姿勢も伸び上がってきます。両手にストックを持ち肘
を曲げピッチを上げて快調に下っていると、山間からガンベルトいっぱいの弾
を腰に着けた猟師が猟銃を抱えて現れました。猟師は「この爺さん、頭がおか
しいのか?」という怪訝な顔で私を見るので、いささかテレたりして。
(また道を間違う) 1年近くも前の事ですが、見慣れた低山だと侮って失敗
した山です。今度は大丈夫と気軽に歩を進めていましたが、「この道に入れば
近道の筈だ。」と途中からわき道に入りました。進んでいる内に、またまた道
がなくなり、急傾斜の刺草の多いヤブになり、おまけに雨滴でビショコタにな
ってしまいました。無理して這い上がり、やっと道に出てヤレヤレ。
(妙見菩薩) 辞書をひくと「北斗七星を神格化したもので、国土を擁護し災
害を滅除し、人の福寿を増す菩薩」とあります。岡山県内にも妙見山という名
の山が他にもあり、全国にはたくさんあるようです。
大きな石鳥居をくぐると、山頂に向けて279の急な石段が続きます。石段
はきれいに掃き清められています。境内にはうっすら雪が積もっていました。
北の大空山・泉山は雪で白く 「とうとう冬かー」と感じました。
(山行データ) 平成7年12月19日(火)くもり
14:00 軽トラで出発・単独 14:25 登山口(180m)歩き始め
14:40 やぶこぎ 15:25 登山路に出る 15:55 山頂(610m)神社参拝
16:10 下り始め 17:00 駐車場 17:20 帰宅
<上り 1時間30分 下り 50分 高度差 430m>
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