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1995.09.12(火) 投入堂にお詣り(三徳山) |
−−−−−−−−−− ミササ
12日(火)トロイデ状火山の三徳山(900m 鳥取県三朝町)にお詣りしま
した。大山と鳥取市の中間で、交通の不便な所です。三朝の温泉街を通り抜け
て東へ入り、左右の山が迫った谷沿いを進みます。
サンブツ
道路からしばらく石段を登り、706年に開山といわれる三仏寺に。立派な
宝物資料館も建っています。本堂の裏手に入山届所があって大人500円也。
ここから礫岩の急峻な修験道を奥の院の投入堂(国宝)まで登ります。
9:30 木戸をくぐって登り始めます。途中に文殊堂、地蔵堂、納経堂な
どの重要文化財が岩の崖にへばり着いています。堂には半間くらいのヒサシ状
の回廊があり、その朽ち掛けた板の上をそろりっと一回りすると、清水の舞台
から飛び降りたような気になります。牛の背、馬の背、くさり坂、かずら坂な
どと名付けられた道は、高所恐怖の身には居心地悪い変な気持ちの道です。
10:40 投入堂。崩れやすいように見える礫岩が垂直以上にきつい崖を
つくっており、その崖の中央の洞窟に国宝の投入堂が鎮座しています。どうに
も近寄れそうにありませんが、どんなにして建造したのでしょうか。投入堂と
いう言葉からは、賽銭を投げ入れるように思われますが全くの見当違い。修験
を積んだ高僧が法力でお堂を洞窟に投げ入れたそうです。現代の○○教の空中
浮揚よりは格段上の法力です。
「もう十数回めのお詣りです。」と京都の老夫婦。
「苦労して登ると、おかげがあるような気がします。」とは、愛知の団体。
「きのう 母の49日を済ませた報告に参りました。」と鎌倉の方。
それなのに近くの我々が初めての参拝とは・・・遠いほど霊験あらたか?
11:50 下山届を済ませ、木漏れ日の境内で昼食。
午後はススキのなびく恩原高原(900m前後)を散策しました。日日是好日
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