1996.10.02(水)
出来秋・花見山
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 (花見山 ハナミヤマ 1188m) 岡山県新見市と鳥取県日南町の県境。鳥取側は
スキー場で冬が間近に迫って整備工事が忙しそうです。ここは交通が不便な上
にゲレンデが南向きなので雪が早く融けスキー客はいまいち。でも、山の頂か
ら滑り降りる上々の気分が味わえます。今回15年ぶりくらいに訪れましたが
登山は始めてで、雪の山とは感じが違います。
 「花見」と名前はついていても桜の名所なんぞではないようです。ヤマラッ
キョウとトリカブトの多い山でした。

 (芝栗) スキー場駐車場に車を止め、舗装路を登っていきます。この道は
リフト沿い急斜面ゲレンデと尾根沿いに迂回するゲレンデの間の雑木林を縫っ
て上っています。栗の木が多くて、道にはたくさんのイガが落ちています。
 「いっぱいイガがあるのに栗はありゃぁせんなぁ。」
 「こりゃぁ 何かが食べたんで・・・」
 「足跡が大きいけぇ イノシシじゃろうか?」
口を開けかけたイガを踏みつぶすと中から可愛い芝栗が出てきます。
 「イノシシでもイガは苦手なんじゃろうなぁ・・・」
 「人間が横取りしてご免なさいよ・・・」
と、拾いながらいく内に3合くらい芝栗が溜まりました。

 (センブリ) リフト上端で休憩、しばし展望。ここが山頂の感じもします
が、ここから1.2キロ先までアップダウンの尾根道が続きます。右足は岡山
県、左足は鳥取県と県境を歩きます。足元に小さな白花が咲いています。
 「こりゃぁ センブリが たくさんあるで。」
 「栗の次はセンブリをいただきますかなぁ、煎じて飲めば元気になるで。」
  「ここにも、ここにも。ここには大きなのがあるで・・・」
と、それぞれ両手いっぱいの束になりました。
 「植えたら活き着くで。種が落ちて来年はいっぱいに増えるかも・・・」
湿った落葉で根元を覆い、ナイロン袋に入れ水を注いで持ちかえりました。
 翌日 畑に植えると2坪程のセンブリ畑になりました。結果如何?

 (下山) 山頂には簡単な展望休憩所が作ってあり、そこで昼食。牛どん・
わんたん汁・おしるこ・トマトスープと詰め込んでいく内に満腹。芝栗とセン
ブリの土産を抱えて尾根コースのゲレンデをスキー気分で下りました。東山麓
の国道180縁に千屋温泉が見えます。

 (千屋(チヤ)温泉) この7月オープンした市の施設・新見千屋温泉「いぶき
の里」に寄りました。800円とはチト高過ぎると入ってみると、リフレッシ
ュルームやリラックスルームなどなどが広々しており宿泊も可。
 ぬるぬるした湯で気泡湯・圧注湯・高温湯・水風呂・打せ湯・サウナなどを
巡りながら800円のモトをとりました。窓の向こうには花見山がなだらかな
山容を見せています。

 (データ) H8.10.2(水) くもり 月山会   ザック 9kg
落合駅集合 7:00  <中国道>  新見ic 7:30  登山口 8:20 770m
リフト上端 9:20-10:00 1050m 展望  山頂 11:00-12:20 1188m 昼食
リフト上端 13:00  登山口 13:40  千屋温泉 14:20-15:50 
<根雨経由 R181>  落合駅解散 17:20


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