4月20日は快晴でした。ここ岡山県北は落合町の誇る「醍醐桜」のいい写
真を何とかモノにしたいと張り切って出かけました。谷をさかのぼり、曲がり
くねった道を車で山奥深く入って行きます。町の平地より350mほど高い高
原状の山頂近くに小さな集落があり、その出っ張ったピークにどっしりと醍醐
桜が聳えています。
辺りは桑畑で、斜面にはミツマタが植えられています。醍醐桜の周りには高
い樹木は無く、低い山並みが連なっていて、桜はひときわ空高くに突き伸びて
います。日没近い西日に浮かび上がっている桜を、東西南北ぐるりから近寄っ
たり離れたりして、全景や部分などをあれこれと写していきました。
広角に望遠にとレンズをかえ、フィルターもあれこれ。絞ったり開けたり、
補正も最高+3までいろいろやって、フィルム数本。この中に1枚ぐらいはと
期待してDPに出しています。
写真を受け取りに行って・・がっかり・・これは何時もの事ですが・・・
木の案内板に、こう書いてあります。
「この桜は、ヒガンザクラの一種『アズマヒガン』で推定樹齢は700年以上、
根元の周囲9.2m、枝の広がりが四方に10m伸び、高さは18mある。
『醍醐桜』の名前の由来は鎌倉末期の元弘の乱により後醍醐天皇が、隠岐に
流される途中にここに立ち寄り、美しさを賞せられたとの言い伝えによる。
規模・樹齢ともに県下一であり、県の天然記念物に指定されている。」と。
中国道落合ICから車で30分近くかかります。例年の見頃は15〜25日
くらいです。テレビ全国版にも紹介され、京阪神からも大勢の方が花見に来ら
れています。HPの皆さん どうぞ おいでください。
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