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map21EX(EMPEX)について
最近、map21EX(EMPEX)をよく使っている。

SiRF社製のGPSエンジンを搭載・・・と
いう触れ込み。これが、どのくらいスゴイ
のかはよく判りませんが、体験的には、
Garmap以上の感度で衛星補足してくれます。

上空の開けていない樹林帯、ほぼ真っ暗な
杉林、あまり空の開けていない谷間でも、
充分使えます。
私のように、ヤブ山で未知の踏み跡を辿っ
たりする時は極めて役に立ってくれます。

ただ、感度以外について必ずしも使いやす
いシステムとはいえません。むしろ、感度
以外はGarmin+PDAに劣っているといえます。

ただ、感度が優れている・・・ということは
他の何にも変え難いメリットのように思います。


そこで、できるだけ便利に使う方法と注意点
をまとめてみました。
(メールマガジン『MM低山徘徊派』に掲載
したものを 加筆補足しています)

◇map21EXの最大の長所は≪感度の良さ≫
 この1点だけが最大のメリットで、特に、
 樹林帯・谷間でのGARMIN eMAPとの違いが
 際立ちます。
 map21EXの前身map21の時代とは、完全に
 逆転した感じです。

◇短所
 ≪感度の良さ≫以外の点では、GARMIN eMAP+
 PDA(カシオペア E-2000)の方が使いやすく、
 優れています。

 1.GPSとPDAをセットにしてもmap21EX
   より軽いしGPSも小さいので扱いやすい
 2.GARMIN eMAP のようにPDA(又はパソコン)
   と接続してリアルタイムに軌跡データを送出
   できない。←出来ます。これは私の間違いでした。
 3.カシミールからの地図の切り出しが、
   Garmap用の『マップカッター』のように
   自動的にはできない。

 4.比較的電池の消耗が激しい
   単3リチウム乾電池 3本で、 11 時間
   連続使用とあるので
   これがべストのようだがニッケル水素電池
   では、凡そ、その半分くらいのようだ。
    ←予備の電池は必須。
 5.寒さに弱い?
    防水については生活防水構造(JIS4級)だそうだ。
    寒さについては、まだ?だ。もう少し試して
    みたい・・・現象としては、寒いと電池が早く
    切れる。電池の問題かも知れない。


◇オリジナルマップ作成
 1.カシミールで切り出し範囲の領域指定。
     10km四方くらいの大きさが望ましい
     あまり大きい領域やひょろ長い長方形などでは
     map21EXの画面上の表示がずれることがある。
      ←これが、初めに私が「位置が正確に表示
       されない」と悩んだ原因です。
       パソコン(カシミール等)に取り込んで
       表示するとズレている訳ではない。

 2.指定領域の左下隅と右上隅に経緯度読み取り用の
   新規のウエイポイントを作成。ネーミングは『新規』
   のままでよい。(特に名前を付ける必要がない)

 3.ファイル→表示画像を保存→選択範囲を保存 で
   bmpファイルを作成。適当なホルダーに保存する。
   名前はnewのままでよい。
 4.このファイルをmap21EXに付属のbitmap2.0という
   ソフトに読み込みウエイポイントの経緯度を
   入力してオリジナルマップを出力する。
 5.このファイルをCFカードにコピーし、map21EX
   で利用することができる。
  
PDAのGarmap用だと『マップカッター』で簡単に切り出せる
のだが、若干不便だ。








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